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新型コロナウイルスが原因で欠航になったエアアジアの航空券の代金が返金されたかどうかのアンケートを集計したので結果を発表します。
当サイト管理人はすでにエアアジアからの返金はありましたが、返金までの経緯についてはこちらの記事でまとめていますので合わせてご覧ください。返金のために私がやったこと、エアアジアとのチャットやメールのやり取りも全部記録しています。
コロナで欠航のエアアジア航空券代が9ヶ月後に返金されたので全詳細を公開
なお、このアンケートは当サイトが独自に行ったもので、エアアジアとは一切関係はありません。内容が正しいことは保証できませんし、返金方法などについての個別のご質問にもお答えいたしかねますのでご了承ください。当サイトを参考に何かしらの行動を取られる場合は自己責任でお願いします。
アンケート概要
今回のエアアジア返金状況アンケートは、以下の通り実施しました。
- 実施期間:2020年12月23日〜2021年1月6日
- 実施方法:Twitterにて回答を募集
- 対象者:2020年3月以降出発のエアアジア便航空券を予約していた人で、その飛行機がコロナ禍のせいで欠航になった人
- 回答数:98
私の力不足で残念ながら100人に届かない結果となりましたが、一応なんとか集計できる数にはなったかと思います・・・。
なお、当アンケートはTwitterという年齢層や属性に偏りがあるメディアで募集したこともあり、回答者が偏っている可能性は大いにあります。集計結果はあくまで参考であり、有意性や精度について問題点を指摘いただいても対応いたしかねますのでご了承ください。あくまで一般人が個人的に行ったアンケート結果であり、内容には一切責任は持てませんので、その点をご理解いただける方のみ先にお進みください。
では、結果を見ていきましょう。
購入した航空券はエアアジアXが50%
まず最初に、どこのエアアジアの航空券を買ったのかを聞いてみたところ、エアアジアXがダントツトップで50%という数字になりました。エアアジアXというのは、記事執筆時点では知らなかったのですが、エアアジアの国際長距離線のブランドらしいですね(この文章は後から編集しました)。
これを聞いた理由は、エアアジアのどこの拠点のチケットを買ったかによって返金状況にも影響されるのではないかと思ったためです。あくまで私の予想ですが、拠点による返金されやすさは以下の通りです。
- エアアジア本社:比較的資金が潤沢にあるはずなので返金されやすい可能性がある
- エアアジアジャパン:破産するまでは日本法人なので消費者庁に相談すれば返金される可能性があった(今は再構築中なので返金不可)
- その他の拠点:あまり資金がないので返金されにくい可能性がある
ただ、今回のアンケートでは返金されたと答えた人の割合がものすごく低かったのであまり確かな数字は得られませんでした・・・。では、返金された人の割合を見てみましょう。
返金された人の割合:8.2%
さて、いきなり衝撃的な数字ですが、今回のアンケートではエアアジアから返金されたと答えた人は何とたったの8.2%でした。さすがに2ケタは行くだろうと思っていたので予想外でした。人数で言うと8人です。少ないですね。
ただし、今回は全体の回答数自体が98と少ないですし、すでに返金された人はアンケートへの関心が低い可能性があるので、まだ返金されていない人に回答者が偏った可能性もあります。
以下の結果はこの8.2%という数字を念頭にご覧ください。本当は返金された人の回答を中心にご紹介できればもっと皆様の参考になったと思うのですが、たったの8人だったのでそうも行かず残念です。
返金までにかかった時間はバラバラ
返金された人が返金されるまでにかかった時間はバラバラでした。4〜6ヶ月と7〜9ヶ月がそれぞれ4.1%で4人ずつ、9ヶ月以上かかった人は2%で2人、1〜3ヶ月の人は1%で1人でした。
ただし、これについては前の質問で「返金されていない」と答えたのに何故かXヶ月と回答している人が何人かいたので、正確な数字ではないと思います。本当は返金されていないなら「返金されていない」を選択してほしかったのですが・・・。
この設問は、返金された人には全員回答してほしかったので回答必須にしたのですが、返金されていない人のみスキップさせることができなかったので返金されていない人まで回答させることになってしまいました。
支払方法:クレジットカードが81.6%
次に航空券を購入するのに使った支払方法ですが、これは予想通り8割以上の81.6%がクレジットカードでした。
何故この質問をしたかと言うと、クレジットカードで購入していればカード会社にチャージバック請求(カードが不正利用された場合や商品が手元に届かない場合などに返金を要求すること)ができ、更にカード会社によっては時間が経ってからのチャージバック請求でも返金されることがあるためです。現に私は欠航が決まってから7ヶ月後くらいにチャージバック請求しましたが、無事返金されました(詳細はこちらの記事参照)。
このため、クレジットカードを使った人は返金率が高いのではないか・・・という予想の元にこの質問をしたのですが、結果はそもそもの母集団が少なすぎて確かな数字は得られませんでした。
一応結果をお話しすると、返金された8人のうちクレジットカードで支払っていた人は5人でした。その他は銀行振り込み、コンビニ決済、その他でした。
使ったクレジットカードの種類は様々
クレジットカードを使った人については、楽天カードが30.3%、三井住友カードが18.4%、JCBカードの14.5%でした。ちょっとデータが多い順になっていなくて分かりづらいですが・・・。
カードの種類を聞いた意図は、カード会社によってもチャージバックの対応状況が違うためです。実際、Twitterを見る限りだと楽天カードで払った人は欠航から半年くらい後にチャージバック請求をしたところ時間が経過しすぎているので却下されたという書き込みがありましたが、私は三井住友カードに7ヶ月経ってからチャージバック請求しても返金されました。
チャージバック請求状況:半数以上が未請求
Q6. クレジットカードで購入した方に質問します。チャージバック請求はしましたか?
クレジットカードを使用した人のチャージバック請求状況については、意外にも半数以上の55.0%の人が請求をしていないということが分かりました。1人だけ「クレジットカードは使用していない」と回答している人がいますが、この人は前の2つの設問でクレジットカード(楽天カード)で決済したと回答しているので誤回答だと思います。この人がチャージバック請求したのかどうかは不明です。このチャートは、Q4の支払方法でクレジットカードと答えた人だけに絞って作成しました。
チャージバック請求とは、上の方でも少しだけ述べたように、クレジットカードが不正利用されたり飛行機が欠航になるなどの理由で購入した商品(航空機の輸送サービス)が受け取れない場合に、クレジットカード会社に対して返金を請求するというものです。楽天カードなど一部のカードでは3ヶ月以内に請求しないと返金されないなどの制限がありますが、時間が経っていても返金が受けられる可能性もあるので、請求しないに越したことはないと思います。
チャージバック請求をしていない人はどんな理由で請求していないのでしょうね・・・?時間が経っているからもう無理だと思ったのか、そもそもチャージバックのことを知らなかったのか・・・。何か理由があるのであれば聞いてみたかったですが、チャージバック請求していない人がここまで多いとは思わなかったので記入欄を設けておらず残念です。
なお、クレジット決済をしていてチャージバック請求していない人がどのカードを使っていたのかについても見てみました。
楽天カードはTwitterを見る限り時間が経つと返金してくれないそうなので仕方ないかもしれませんが、何と三井住友VISAカードを使っているにも関わらずチャージバック請求していない人が20.5%もいました。私の場合、三井住友ゴールドカードを使ったところ、7ヶ月後にチャージバック請求しても無事返金されたので、三井住友カードで支払ってまだチャージバック請求していない人は是非請求してみてください。
通常のカードデスクに電話すれば対応の窓口につないでくれるはずです。
ゴールドであっても普通カードであっても対応は変わらないのではないかと思います。もしかするとゴールドの方が多少いいのかもしれませんが・・・。
まとめ:返金率は非常に低い。でも三井住友カードで払った人は希望を捨てないで
さて、以上が今回のアンケートの結果でした。返金された人は非常に少ないですが、それでも使ったカードによってはまだまだ返金される可能性はあると思います。
特に三井住友カードで支払ってまだチャージバック請求していないという人は、今からでもチャージバック請求してみてください。私自身が欠航が決まってから7ヶ月経ってから請求しましたが無事返金されましたし、他にも三井住友カードを使っていて返金されたという人は私以外にもいたので、今からでもやってみる価値はあると思います。
返金されない日々で不安が続くと思いますが、返金目指して頑張ってください!