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【2021年6月14日更新】エアアジアのPODフォーム記入方法

投稿日:2021年3月19日 更新日:

2021年3月18日にエアアジアから来たPODフォーム(債務証明フォーム)提出依頼に関する記事です。エアアジア公式の書き方ガイドを元に作成した記入サンプルも掲載しておりますので、PODフォームを提出する必要がある方はご参考までにどうぞ。

かなり長い記事ですが、郵送の方法、公証人についてなど私が分かる範囲のことは全てこの記事に記載しております。また、エアアジアから追加の情報があればその都度記事を更新しています(4月1日最終メジャーアップデート済み)。

ただし、当サイトに記載してある内容は全て参考情報であり、一般人である私の個人的な解釈・推測のため正確性は保証しかねます。フォーム記入方法を含め、本件について当サイトでは個別回答いたしかねますので各自エアアジアなど関係組織にお問い合わせください。また、当サイトを閲覧したことによる損害などについて、運営者側は一切責任を追いかねます。私自身も何人か困っている友人がいますし、一般の需要も高いことから参考に公開しているまでだとご理解いただければと思います。

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—–2021年6月14日追記—–

エアアジアの返金について最新状況をこちらの記事でまとめました。6/12(土)にエアアジアから届いたメールを始め、今後エアアジアから何か連絡があったら随時最新情報を追加しますのでこちらの記事をご覧ください。

エアアジアからのPODフォームに関するメール

まずは、2021年3月18日にエアアジアから届いたメールの概要を記載したいと思います。私自身は、こちらの記事で書いた通りすでにカード会社経由で返金されていたのですっかり忘れていたのですが、こんなメールが届きました。

Notification
AirAsia X Berhad’s Debt Restructuring Plan Notice to Creditors for Proof of Debt
Dear XXXX XXXX,

Thank you for your patience as we continue to progress with the regulatory process to restructure our business affairs after submitting an application for a debt restructuring plan to the High Court of Kuala Lumpur, Malaysia. We are pleased to formally inform you that the restructuring process is progressing as planned, and we are now inviting all scheme creditors, including passengers, to participate in the proof of debt (“POD”) exercise.

For the purpose of the POD, you are required to prove your debts. To facilitate this process, we are sharing with you a document that contains a letter and the POD form that explains the requirements of the POD exercise. Each passenger is also assigned a unique E-filing ID which will help us to organize the submissions.

Please complete the POD form and provide all supporting documents, and return the complete pack of documents via hard copy and email by 7 April. You may find more information and details of the POD here.

Your assigned E-filing ID is: XXXXX (please indicate this E-filing ID in your POD form).

Click here to download the POD form.

Following this, within the next two months, you will receive an Explanatory Statement outlining the information relating to the creditors’ meeting and the voting process, including any actions you may wish to take.

We understand that these are challenging times for everyone and appreciate your understanding. We thank you for your ongoing support.

If you have any questions, please do not hesitate to contact us at xxxxx@xxxxx.com.

Thank you!

Regards,
AirAsia X Team

ものすごくざっくり訳すと、「このたび、再生手続きは予定通り進んでおり、旅客を含む債権者を債務の証明作成にご招待することを正式にご連絡いたします。債務証明を作成するためには、フォームをご記入いただき債権を証明していただく必要がございます。フォームと必要な書類をご用意いただき、4月7日までに原本とメールをご送付ください。フォームの提出後、2ヶ月以内に債権者会議と投票の流れについて説明の書類をお送りします」という内容です。

会議とか投票とかなんのこっちゃいって感じですが・・・。

PODフォームを4月7日までに郵送する必要がある

とりあえず、4月7日までに所定のフォーム(PODフォーム= Proof of Debtフォームと言うらしいです)をエアアジアに郵送とメールで送ると、何かしらの手続きをしてくれるようです。

メールには、PODフォームのダウンロードと詳細説明についてはこちらからご覧ください、というリンクも張ってありました。リンク先の書類を読むと、どうやらエアアジアの再生手続きに関する法廷での会議・・・っつーか裁判?への招待ってことのようです(笑)。え、それってマレーシアまで行けってこと・・・?それができないから返金してくれって話なのに?(笑)

とりあえず、このPODフォームを書いたからといって、すぐに返金してもらえるというわけではないと思いますが、少なくとも今後のエアアジア再生手続の中で債権回収をするために必要な書類ということなのではないかと思います。

Commissioner of Oaths(公証人)とは?

PODフォームの中に、Commissioner of Oaths(公証人)もしくはそれに準ずる有資格者による宣誓が必要だという趣旨のことが書いてあります。私はあくまでこうしてブログで私見や経験を共有したり、必要に応じて英語のやり取りをお手伝いするだけの立場であり、法律に関わることは分からないので、現在エアアジアにはその点も含めて確認しているのですが、返事が来ないので私の方でも分かる範囲で調べてみました。

大使館に問い合わせてみたところ、あくまで日本在住であることが前提ですが、公証人を立てるには「公証役場」という役場に依頼することができるということを教えてもらいました。そこで公証役場にも電話してみたところ、自分の住んでいる自治体の公証役場でPODフォームの内容を説明した上でサインしてもらうことになるということを聞きました(公証役場一覧はこちら)。

公証役場に行く際、以下のものが必要になるとのことです。

  • 身分証明書
  • 料金最大11,500円
  • PODフォーム(担当に内容を説明する必要あり)

料金は最大で11,500円とありますが、これは債権の金額により変動し、最大でも11,500円だとのことです。金額によって変動というのがどのくらいの幅なのか知りたかったので、例えば債権の金額が30,000円だったらいくらになるのか聞いたところ、それでもそんなに安くはならなく、9,500円くらいではないかとのことです(あくまでその場でざっくり回答いただいた見積であり正確な金額ではありません)。

ただ、電話で問い合わせた際、PODフォームの内容を細部まで説明したわけではなく、担当の人も詳細が分からない中での回答だったので、実際窓口に行ってみないと本当にサインがもらえるかどうかは不明です。役場に頼んだとしてもまあまあの金額になるので、それならば最初から弁護士に依頼した方がいいかもしれませんね。しかも、公証役場の担当はものすごく態度が悪かったです(笑)。

当サイトのとあるお客様にいただいた情報によると、3月31日時点で公証役場でもある程度今回のPODフォームの件は情報が渡っており、お客様が公証役場に問い合わせた時にはすでに内容を把握していたそうで、当日対応してもらえたそうです。公証役場の後、公証役場で記入した内容が正しいことを確認するため法務局にも行く必要があったとのことです。金額は、数十万円の債権(航空券代)について11,500円だったそうです。貴重な情報ありがとうございました!

ただし、3月31日に届いたエアアジアのメールによると、公証人のサインはなくても提出を受け付け始めたようなので、今は公証役場に行かなくてももしかしたら大丈夫かもしれません。

なお、当サイト運営者は法律のプロではなく、あくまで素人として調べた範囲の参考情報なので、詳細についてはご自身でご確認ください。困っている人が多かったので、参考までに記事にさせていただいております。

PODフォームの記入方法

さて、次はいよいよ問題のPODフォームの詳細な書き方についてです。3月25日、ようやくPODフォームの記入ガイドをエアアジアから入手たので、以下の通り記入方法を簡単に和訳して各欄に入れた画像を作成しました。念のため書いておきますが、この画像は私が赤字部分を追加して作成したものなので無断転載は禁止です(この画像に限らず、当サイトのコンテンツは文章・画像を含み全て無断転載禁止です)。

また、エアアジアの記入方法をほぼそのまま和訳したものですが、内容が正しい保証はできませんので改めてご了承ください。

エアアジアから入手したオリジナル(PDF)はこちらからダウンロード可能です。

オリジナルには、3〜4ページに記入方法の詳細が記入されているので、日本語で一つ一つ説明します。

Note 1:記入者の名前

これは大丈夫ですね。書いている人の名前です。基本的には航空券を購入していてまだ返金されていない人のことになると思います。

Note 2:会社名、会社の登記番号

ここは書いている人が法人であることが前提のような書き方なので戸惑いましたが、個人の場合は住所を書けばいいのでしょうかね?それか空欄?ちょっと不明ですが、少なくとも住所を書けば間違いはないのではないかという気がします。

Note 3:記入者のパスポート番号

ここは記入者のパスポート番号を書きます。どこの国のパスポートか書く蘭がないのが雑ですが(居住地=パスポート発行国ではないので)、とりあえず自分が持っているパスポートの番号を書きましょう。

Note 4:州(都道府県)

債権を証明する場所の州(都道府県)名を書きます。マレーシア以外の場合は州の後に国名を書くということなので、日本でフォームを書く場合は都道府県名+日本と書きます。東京都なら “Tokyo, Japan” になります。

Note 5:債務のある会社名

あなたが契約していてまだ返金してきていない会社の名前を書きます。個別に書いてもいいですが、”AirAsia X Berhad and its subsidiaries” (エアアジアX Berhadとその子会社)と書くのがてっとり早いかもしれません。

Note 6:”me” もしくは会社名

個人の場合 “me”、会社の場合会社名を書きます。会社経営者であっても、個人として航空券を購入したなら me になるのではないかと思います(多分)。

Note 7:未返金の金額

ここにはまだ返ってきていない金額を書くのですが、数字ではなくローマ字で書けと言ってきています。契約書は数字もローマ字で書くことが多いので、そのためでしょうか。いくらなんでも数字が大きいとローマ字だけではキツいので、かっこ書きで数字を書けばいいと思います。例えばこんな感じですね: JPY One hundred thousand two hundred thirty-five (JPY 100,235)

ローマ字の書き方が分からなければ数字だけでもいいんじゃないかと想像しています。

エアアジアの証書を持っている場合はその相殺前の金額、また何かしら未返金額から減額できる金額がある場合それは含めるよう書いてありますが、該当する人はほとんどいないと思います。

Note 8:未返金額の明細

返金されていない金額が何に関わるものなのかを記入します。航空券代だということと、便名を書けばいいと思います。

Note 9:明細を表形式で挿入

ここには表形式で未返金分の金額の明細を挿入するように書いてありますが、こんな狭い場所に表を入れることはとても無理なので、元々のPODフォーム4ページ目上部にある表を記入した上で、「4ページ目上部の表参照のこと」(Refer to the table on page 4)のように書けばいいのではないかと思います。というか、そもそも4ページ目の表のことを指しているのではないかと思います。

なお、日付のところはフライトの出発予定日ではなく購入日(請求日)のことのようなのでご注意ください。最初、エアアジアからの公式サンプルを入手するまではフライトの出発日なのかと思っていました。

Note 10:証書などの明細を記入

証書を持っている場合その詳細を書きます。証書については、エアアジアの管理用のGoogleフォームに「AirAsia Xに対して証書を保有しているサプライヤー、販売会社、ビジネスパートナーのみ」(For suppliers/vendors/business partners who hold any securities in against AirAsia X only)と書いてあるので、一般の人は関係ないのではないかと思います。

Note 11:公証人の前でフォームを宣誓した場所

マレーシアのCommissioner for Oaths(宣誓管理官)、もしくは居住国のそれに準ずる資格を持つ者(公証人)の前でフォームが宣誓された場所を書くとあります。例えばシンガポールならSingaporeと書くそうなので、日本で宣誓した場合はJapanでしょうか。

Note 12:フォームを宣誓した州(都道府県)

ここはTokyoなど都道府県や州を書きます。

Note 13:宣誓日、月

宣誓した日と月を順番に書きます。英語は「X月のY日目」という意味なので(順番は逆ですが)、”25th day of March” のような書き方になります。日数については、”25″ などの単純な数字ではなく “25th” のような序数で書きましょう。

Note 14:公証人のサインと印鑑

ここは公証人にサインと印鑑をもらいます。海外に印鑑という概念があるのか疑問ですが、少なくとも日本では普通に印鑑を押してもらえると思いますので問題ないのではないかと思います。

Note 15:自分のサイン

最後に、閉じ中括弧の右側に自分のサインを書きます。

あとは、フォームの中の3と4は取り消し線を引っ張る必要があるそうです(債権者本人が書いている場合)。フォームはこれで完成です。

PODフォームの送り方

PODフォームと関連書類は、2021年4月7日まで(恐らく必着)に以下の方法でエアアジアに送ります。

  • PODフォームと関連書類の原本を郵送
  • 管理用のE-Filing Googleフォームを送信(任意)
  • PODフォームと関連書類をスキャンしたものをメールで送信(任意?)

「関連書類」というのは、航空券購入時のメール、eチケット、クレジットカードや銀行振り込みの明細などのことです。これも印刷して郵送する必要があります。

郵送と合わせて、管理用のE-Filing Googleフォームというものも送信しておくとエアアジア側で管理がしやすくなるので確実度が上がると思います。任意のようですが、こちらも送信しておくといいでしょう。

管理フォーム送信後、メール送信先のアドレスが表示されますので(E-Filing ID の最初のアルファベットによって送付先は違います)、該当のメールアドレスにPODフォームと関連書類をスキャンしたものを添付して送ります。

PODフォームの郵送方法

郵送について、何故か国際郵便はハードルが高いと思っている人が多いようなので、こちらについても軽くご説明しておきます(内容に責任は持てませんが)。

国際郵便は、国内郵便と基本的には何も変わりません。必要な書類を封筒に入れて、郵便局で宛先を伝えた上で必要な送料を払って送るだけです。

書類は普通の小さな封筒に折り曲げて入れてもいいとは思いますが、裁判で使う書類なのでA4の封筒に曲げずに入れた方がいいと思います。また、送り状を入れるとより確実です。(PODと関連書類を送ることと、自分の連絡先などを簡単に書いた手紙のようなもの)

送付先は、PODフォームの中にも書いてありますがこちらの住所です:

AirAsia X Berhad (POD), RedQ, Jalan Pekeliling 5, Lapangan Terbang Antarabangsa Kuala Lumpur (klia2), 64000 KLIA, Selangor Darul Ehsan, Malaysia

正直、長すぎてどこまでが通りの名前でどこまでが町なのかよく分かりませんが、この通りに書けばいいと思います。

配達日数や送料は、私の方で調べたところマレーシアまでの航空便の標準配達日数は東京発の場合6日間とのことです。また、送料は50gまでは220円、100gまでは330円だそうです(定形・定形外郵便の場合の送料)。郵便局の公式サイトのリンクを貼っておきます。

送料のページは、「表示」というボタンを押さないと出てこないのでご注意ください。

配達日数については、東京以外の地域からはもっとかかるようです(沖縄だと8日)。更に、コロナ禍では国際郵便は通常より時間がかかることがあるので(私も何度も経験済み)書いてあるより時間がかかる可能性はあると思います。仮に6日で着くと考えた場合、4月7日きっかりに到着するようにするには遅くとも4月1日には発送する必要があるということになりますね。

ちなみに、速達についても調べたところ、東京からだと標準で3日で到着するようです。

お住まいの地域からの料金の検索はこちらです。

なお、当サイトのとあるお客様からいただいた情報によると、現在はやはりコロナの影響で郵便に遅れが出ており、15日程度かかると郵便局で言われたそうです。EMS(速達)であっても、サイトに書いてある日数どころか一週間で届くことすら約束できないと言われたのことです(情報のご提供ありがとうございました!)。いずれにせよ、当サイトでは郵送にかかる日数についても責任は持てませんので自己責任でご対応ください。

以上が、PODフォームの書き方と送り方です。

エアアジアからの追加情報(随時更新)

【3月28日】エアアジアのFAQ

3月28日、エアアジアからFAQが届きました。最初から記入サンプルとFAQを送ってれば問合せが殺到することもなかっただろうに(笑)。

恐らく皆さんにも届いたのではないかと思いますが、リンクを貼っておきます。驚いたことに、一応日本語のものもあったので(機械翻訳っぽいですが)英語と日本語のリンクを両方掲載します。

【3月31日】公証人不要に?

3月31日、またエアアジアから長〜いメールが届きました。恐らく他の未返金の皆さんにも届いたと思います。これですね。

文字をコピペすると以下の通りです。

AirAsia X Berhad’s Debt Restructuring Plan

Notice to Passengers for Proof of Debt Exercise

Dear Guests,

The ongoing COVID-19 pandemic is one of the most significant challenges that the global economy has ever faced. The pandemic has left a detrimental impact and it is threatening the survival of the airline industry. All airlines around the world are in a similar position and must consider ways to overcome the situation.

AirAsia X Berhad (AAX; Airline Code D7) has taken the initiative to manage the situation to restructure its business affairs by submitting an application for a debt restructuring plan to the High Court of Kuala Lumpur, Malaysia.

The restructuring exercise requires us to review every aspect of our operations in order to put in place a number of measures to ensure the airline can recover faster when international borders reopen and travel restrictions ease.

As part of the process, we have contacted our creditors, including passengers who have pending bookings, credit shell and RM499 pass on 17 March 2021 with a letter that explains the Proof of Debt (POD) exercise. This is the next step in the restructuring exercise.

The purpose of the POD exercise is to verify and reconfirm the complete amount owed to creditors as recorded in AAX Group’s books and records as at 30 June 2020. This is to ensure consistency and accuracy of information and because there may be, among others, amounts claimed by creditors which have not been recorded by AAX Group.

It is our intention that once the restructuring scheme is approved and we are back to “business as usual”, the airline will be in a position to extend any entitlements back to our creditors. Also upon a successful restructuring scheme, credits may be reinstated for future bookings with AAX on its discretion.

The deadline for POD submissions is 7 April 2021. Any creditor who misses this deadline will still be included in the POD exercise. If any creditor has issues accessing the commissioner of oath, we will still accept your submission via postal mail or email to us per the contact details set out below. Relevant passengers who booked through travel agencies’ distribution channel but received the email about the POD submission, may contact the travel agencies’ appointed contact for more information.

We thank you for your understanding and continued support during these challenging times and will keep you updated on developments as they occur. Please note this is just a standard process required by courts and if successful, AAX will be flying again and welcoming you back on our flights with your existing tickets.

You may visit our FAQs page here for more clarification and view the sample form here to assist you in filling it accordingly. If you have further questions, please do not hesitate to contact us at xxxx.

Thank you very much for your patience and support.

Kind Regards

XXXX XXXX

Chief Executive Officer

AirAsia X Berhad

恐らくPODフォームの目的や公証人について問合せが殺到したので、説明するためにメールを送ってきたのだと思います。メールの趣旨としては以下のような内容です(概略であり忠実な翻訳ではありません)。

「コロナ禍で航空業界が存続の危機に立たされており、エアアジアも再生手続きをしていますが、手続きにあたり早期復活のため全角度から経営状態見直す必要があります。この手続きの中で、エアアジアの2020年6月30日時点の債権の記録が正しいことを確認するため、2021年3月17日、保留中の予約がある方、クレジットシェルやRM499パス(アンリミテッドパスという飛行機1年間乗り放題パスのことらしい)をお持ちの方を含む全債権者にPODフォームの提出についてご連絡した次第です。経営が元どおりになったら、エアアジアは債権者の皆さんの権利を元どおりに戻す立場であり、クレジット(ポイント)についても今後使えるようにしたいと思っています。

PODの提出期限は202147日です。この締め切りに間に合わなかった債権者についても、POD(債権証明)の権利は失いません。また、公証人の手配に問題がある場合も、郵送またはメールでの提出を受け付けています。旅行代理店の流通チャネルで予約した方でPOD提出に関するメールを受け取った場合、詳しいことは旅行代理店の担当にお問い合わせください。」

重要なところは赤文字にしました。長いメールをずいぶんコンパクトにまとめていますが、大事なのはこれだけだと思います。

気になる点としては、「エアアジアは債権者の皆さんの権利を元どおりに戻す立場」とだけ書いてあり、返金するとは一言も書いていないところでしょうか・・・。わざとボカした言い方にしているのかもしれませんが、返金されていない方としては気になるのではないかと思います。

また、一番重要な点としては、公証人のサインがなくても提出を受け付けるようになったらしいというところです。また、これまでは郵送は必須でしたが(メールはおまけ)、郵送またはメールという書き方に変わっていました。ただの言葉のアヤかもしれませんが、もしかしたらメールだけでも良くなったのでしょうかね?

いずれにせよ、当初よりはだいぶやりやすくなった印象です。最初からそれじゃあダメやったんかw

なお、何度も言いますがこれは一般人である運営者がまとめたものなので、正確さについては保証できません。このメールは機械翻訳で訳してもある程度分かる内容になるのではないかと思いますので、各自翻訳してみてください。

【4月14日】PODフォーム受付期間は4月17日まで延長?

4月14日に新しく入った情報ですが、以下FacebookコメントによるとPODフォームの提出受付期間が4月17日まで延長されたそうです。延長なんて今言われてもあと3日しかないですが、とりあえず共有します。Facebookコメントはこちらです。

https://m.facebook.com/groups/2900085460227686?view=permalink&id=2919582511611314

ここに添付されている画像をざっくり翻訳すると以下の内容になります。

債権者代表から、POD行使期限を延長するよう要請がありました。

慎重に検討した結果、お伝えした住所へのPOD提出期限を2021年4月17日に延長することを決定しました。

これは、PODレターに記載の住所への郵送による原本の提出を2021年4月17日まで受け付けるということを意味します。

これまでに送付していたPOD提出期限は全て今回の通達内容に置き換えられるものとします。

元の文はいかにも弁護士が書いたという感じの文章ですね・・・(毎日のように本業で英語の契約書を見ているので)。

それにしても、あと3日後てw最初、来月か来年の見間違いかと思って3度見したわwしかも、債権者代表とは一体誰なのか・・・。

Facebookのコメントなので真偽のほどは分かりませんが、もしこれが本当なら、すでに発送した人のPODフォーム到着がコロナで遅れていても間に合うのかもしれません。ただし、これはあくまでメールによる受付ではなく郵送の受付期間延長のことのようなので、今から発送したのでは間に合わないと思います。

なお、私のところにはこの通知は来ていませんし、私はここに書いた以上のことは分かりません。

おまけ:返金があった人も実際はクレジットカード会社が建て替えただけだった?

私はこの記事にも書いた通り今年の1月に航空券代金がきっちり返金されたのですが、今回エアアジアからメールが届いたことから、私に返金したのはエアアジアではなく航空券購入に使ったクレジットカード会社(またはその間にいる金融機関)だったのではないかということが判明しました。

何故なら、エアアジアが全額返金した人はもう債権者ではないはずなので、PODフォーム(債務証明フォーム)を書けなんて依頼する必要がないからです。にも関わらずこのメールを私に送ってきたということは、エアアジアにとって私はまだ債権者=エアアジアはまだ返金していない=じゃあ私に返金したのは誰?→私がチャージバック請求したカード会社なのでは?ということになります。

やっぱり。予想は的中しました。だって、これだけ返金されてない人が多いのに私を含む一部の人だけ返金されるっておかしいもんね・・・。

上記の記事にも書いていますが、私は去年の10月にカード会社(三井住友VISA)に対してチャージバック請求をし、12月にカード会社から返金手続きが完了したという連絡を受け取っていました。カード会社とエアアジアのやり取りは私からは全く見えなかったので、本当にエアアジアが返金したのか疑問でしたが、これで納得が行きました。

ただし、これはあくまで私の想像であり、カード会社が「我々が建て替えました」と言っていたわけではありません(仮にそうであっても顧客にいちいち内部でどう返金処理したかなど言わないと思います)。チャージバックとは不正利用や商品の未発送などにより購入が取り消しになった時にカード会社や代理店がその代金を負担してユーザーに返金するというものなので、カード会社が負担したのではないかと思っているということです(カード会社が負担するわけがないと思っている人がいるようなのでその道のプロの説明のリンクも追加しておきます)。今回は飛行機が欠航になって商品(フライト)が提供されていないので、商品の未発送に該当すると思います。

それか、実際は本当にエアアジアが返金していたにも関わらず手違いで私の手元にもPODフォーム記入依頼メールが届いただけかもしれません。冒頭に書いた通り、当サイトに書いてあることはあくまで私の解釈や推測なので、正しいという保証はありません。

クレジットカードで航空券を購入した人はダメ元でチャージバック請求を。そうでない人はPODフォームを記入しよう

さて、今回の件を受けて改めて思ったことですが、クレジットカードを使って航空券を買ったのにまだチャージバック請求をしていない人は、今からでもダメ元で請求してみるといいかもしれません。こちらのエアアジア返金アンケートの結果からも分かるように、クレジットカードを使ったにも関わらずチャージバック請求をしていないという人はけっこういました。Twitterなどを見ているとカード会社によっても対応は違うようですし、今はもうかなり時間が経っているので今からチャージバック請求できるかどうかは分かりませんが、試せることは試した方がいいのではないかと思います(当然返金の保証はできませんが)。

一方で、チャージバック請求できない人は、今回メールがあったPODフォームを記入して待つしかないでしょう。これを記入すれば返金されるかどうかは不明ですが、書かなければ後になって「あなたはPODフォームを書かなかったので返金されません」なんてことにもなりかねない気がします(ただの想像ですが)。いずれにせよ、書かないよりは書いた方がマシそうであることだけは想像できますね。

***

以上、PODフォームの記入方法と送付方法についてのまとめでした。書き方を聞いても実際に記入するのは大変でしょうし、フォーム以外にも関連書類の準備や管理フォームの送信などいろいろやることは多いですが、返金目指して頑張っていただければと思います。

フォームを送ってから2ヶ月ほどで裁判への参加案内が送られてくるということも書いてあったので、外野からになりますが私も固唾を飲んで見守りたいと思います。

なお、書き方を見ても分からないという方は、ご相談いただければ有償で記入を代行することも可能です。どうしてもお困りの場合はこちらの記入代行サービスについてをご覧ください。

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