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2015年3月にニコン(Nikon)から発売し、世間のダイバーを騒然とさせた防水カメラがあります。COOLPIX AW130です。
何と、防水カメラとしては初の単体で水深30メートルまで潜れるカメラで、ダイビングに最適なカメラとして一気に話題の的となりました。
実は私は今年の初めまでオリンパスのTG-4を使っていたのですが、年末年始のタヒチ旅行で少々無茶な使い方をして壊してしまったので、今回ゴールデンウィークに向けてこのAW130を買ってしまいました!!まだ外で写真は撮っていないので、今回は本体のみのレビューをします。(実際パラオのダイビングで使った後、Olympus TG-4とAW130の比較レビューも書いたのでそちらもどうぞ。水中で撮った写真も載せています。)
スペックの割には安すぎる価格
価格には変動があるので何とも言えないものの、私が買った2016年4月時点では何と25,000円でした!!最初は各メーカーから2016年モデルが出そろうまで様子を見たかったので、2016年のゴールデンウィークはレンタルにしようと思っていたのですが、カメラ本体とハウジングを借りるとなんだかんだ15,000円くらいになってしまうんですねー。
一方でこのNikonは25,000円で買えてしまうわけです。2回レンタルしたら買うより高くなりますし、それならいっそこのNikonは後々サブ機に回し、メイン機には来年新しいモデルを買ってもいいのではないかと考え、即決で2016年GW用にAW130を買いました!!
現時点で市場に出ている防水カメラのもう一つの人気機種にはオリンパスのTG-4があります。スペックはややTG-4の方が上なものの大きくは変わらない上に、価格はAW130の方が安くしかも防水性能も上と、AW130は非常に魅力的です。それでは、ちょっと簡単に基本スペックを比べてみましょう。
AW130基本スペック:
- 有効画素数:1605万(参考:TG-4は1600万)
- 焦点距離:4.3-21.5mm(TG-4は4.5mm~18.0mm)
- 解放F値:2.8-4.9(TGー4は2.0~4.9)
- 2016/4/18価格.com最安値:25,065円(TG-4は36,780円)
AW130公式サイト(仕様ページ):
http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/aw130/spec.html
TG-4公式サイト(仕様ページ):
https://olympus-imaging.jp/product/compact/tg4/spec.html
そして届いたAW130の開封の儀を執り行う・・・
即決で購入し、翌日には届いた我がAW130。はやる気持ちをおさえきれず、早速開封の儀を執り行いました。
↓まずいつもの内容物の写真から。まだカメラの袋も開けてません。
↓そしてカメラがお目見え!!!
付属品は、一番上の列は左から順に充電器、バッテリー、ゴミなどを取り除くブラシ、次の列が陸上用ストラップ(詳細は後述)、そして次の列にカメラ本体、一番下が充電ケーブルです。右は説明書類です。
ボタンはしっかりした押し心地
ボタンは、TGシリーズのような軽い押し心地ではなく、かなりしっかり、カチっと音がするような押し心地です。TGシリーズは手袋をしていると押せたかどうか分かりませんでしたが、AW130は押した感覚が手に伝わってくる感じがします。
一方で、かなりしっかり押さないといけないので、少し固い感じがするかも知れません。ボタンの間隔もさほど広くはないので、指の太い男性はもしかすると押しづらいかも知れません。水中でどんな感じがするかはまだ未知数です。→(6/25追記)けっこう押しづらいかもしれませんw
バッテリーやSDカード格納場所の防水機構はかなり強固
ちょっと写真だと分かりにくいですが、防水の各種端子カバーは真ん中にボタンのある丸いツマミになっていて、ボタンを押しながら指で回す形状になっています。回すとカチっという音がして開くのですが、かなり安心感があります。TG-4の時はこの防水機構が簡単なスイッチ状のロック一つだったので今一つ不安がありましたが、今回は安心できそうです。
↓ボタンを押しながらツマミを回してオープン(隠れてますが)
↓開いたところ
充電器は電圧100V~240Vに対応。世界中で使用可能
まあ、今時の黒モノ家電なので当然ですが、世界中の電圧に対応しています。海外でも余裕で使えますね。ただし、当然プラグは日本のA型なので、渡航先に合わせたプラグをご用意ください。
↓充電は防水パッキン付きのカバーを開けたところにある端子につないで行います。
付属のストラップは「陸上用」!!!
先ほどちらっと書きましたが、付属しているストラップは何と陸上用で、水の中に入れる前に外してくださいとマニュアルにも書かれていました・・・。これはやや衝撃です。まあ、ストラップを止めるゴムの部分が劣化するからといった理由でしょうけど、だいたいの人は水中で使うんだからもう少し考えてほしいものです。
水中でがっつり使う人は、別途ストラップを買った方がいいかも知れません。付属のものは長いネックストラップでしたが、私はマリンスポーツでは安全上の理由で絶対に首から物をかけないので、いつもハンドストラップを使っています。よくコンパクトカメラに付いているようなシンプルなストラップにアジャスターを付けるだけで十分なので、別途購入することをお勧めします。楽天だとほとんど見つかりませんが、アマゾンでやっとシンプルなのを見つけました。ただのストラップなのにちょっと高いですが、頑丈でなかなかいいです。
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付属のものを使う場合、いったん2つのパーツをバラしてから別々に取り付ける必要があります。めんどい。
↓いったん外して・・・
↓片方に付ける。
↓そしてもう片方も装着し・・・
↓最後につなげて完成。
これを水に入るたびに繰り返すのはめんどい!!私はハンドストラップを使います。
その他:充電しながら使えるのは何気に画期的!
不要と言えば不要な機能ですが、だいたいのコンパクトデジタルカメラは充電しながらの操作はできない一方、このカメラは充電しながらなんでもできます!
その日撮影した写真など、充電しながら確認したいこともしばしばですが、これまでのカメラはできなかったんですよね。AW130はそれも難なくできるのが個人的にかなり高得点です!
総評:ズバリ、買い!ただし画質はTGシリーズに軍配
コンパクトさ、防水機構や本体の堅牢性、防水性能を考えると、AW130はとてもいいカメラです。そのままで水深30メートルまで行けるということはほとんどのダイビングでそのまま使えるということなので、BCDのポケットに入れておけばいつでもすぐにきれいな水中写真が撮れるということになります。
ただし別の記事でも詳しく書いていますが、画質はやはり先に発売したOlympusのTGシリーズにはかないません。Nikonは画質がいいからと期待していたのですが、AW130は全体的に少しザラザラした画質です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
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夏に向かって値段が上がっているようです・・・。もう私が買った時より10,000円くらい高いみたいなので急いで!!!
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