この記事は元々2016年5月に書いたものですが、2019年1月に最新情報があったので更新しています。
パラオは2015年後半からの干ばつの影響でジェリーフィッシュレイクがずっと閉鎖になっていましたが(正確には一応入れるけどクラゲがほとんどいない)、2019年から復活になるそうです。
以下は2016年当時の記事です。
皆さんはどんなゴールデンウィークを過ごしたでしょうか?私はパラオに行っていました!
これからパラオに行くという方は、この数ヶ月続いている水不足のことを耳にしたかもしれません。今回は、水不足について私が滞在中に見たこと聞いたことをまとめてみたいと思いますので参考にどうぞ。
なお、私は4/29〜5/7までパラオに滞在し、コロール中心部のホテルに泊まりました。条件が違えば状況は違ったかも知れません。
5/10時点でそろそろ水不足は解消されそうな雰囲気
↑5/6の夕方、カヤックツアーの後で突然スコールに見舞われた時の写真。拡大すると水滴が写っています。
パラオでは今年の初頭から4月後半までほとんど雨が降らず、大統領により非常事態宣言が出されたそうです。各家庭では1日2回、数時間ずつしか水道が使えないようになったと聞いていました。この状態は私達がパラオに発つ4月末まで続いていたそうなのですが、到着する数日前からは降水量が増えたので、その頃には水道が使える頻度が1日3回、4時間ずつに増えたそうです。
更に、私達が滞在している間も、時々激しいスコールが降ったりしてかなり雨が降っており、最初は弱かったホテルの水道もすぐ力強い水量に戻りました。ちなみに、雨と言っても短時間にまとめて降る程度だったので、観光やアクティビティの時に天気が崩れることはありませんでした。いつも太陽サンサン^^
5/10時点で非常事態宣言がどうなっているかは分かりませんが、このまま雨が降れば水不足はそろそろ改善するのではないかと思います。
いずれにせよ、ホテルの水のことはあまり心配しなくていいかも
1日に2〜3回しか水が出ないというのは地元民の話です。ホテルには優先的に水が供給されていたそうなので、少なくとも街の中心部に滞在した私は一度も水に困ったことはありませんでした。最初のうちはやや水圧が弱く、トイレが流れにくかったりシャワーが弱かったのですが、それも最初の数日で回復しました。
↓ジャグジー付きの部屋に泊まることになり、せっかくなので使わせていただきました。ちゃんと水出ました。
他の観光客の話を聞くと、私のホテルだけでなくだいたいの宿泊施設では生活用水、飲料水ともに大丈夫だったようです。スーパーにも普通に水は売っていて水が手に入らないということはありませんでした。なので、観光客は事前に特に用意するものもないと思いますし、特に心配しなくていいでしょう。離島の小さなペンションなどのことは分かりませんが・・・。
でも、観光地には影響あり。ジェリーフィッシュレイクは1匹クラゲがいれば奇跡・・・
生活に使う水には困らないものの、観光地にはかなり影響があったみたいです。パラオの名物ジェリーフィッシュレイクは、普段は普通に泳いでも身体のあちこちにクラゲがあたるくらい大量にクラゲが泳いでいるのですが、今回の大干ばつでほとんど死んでしまったらしく、1匹でも見つかれば奇跡だとホテルの人が言っていました・・・。
↓これは以前たくさんクラゲがいた時の写真。多分、今はこの中の1匹を探すだけでも大変なのでしょう・・・。
今は、生き残ったクラゲがわずかに水の残る湖の奥底にひっそり潜伏しているらしいです。このため、どうせ行ってもクラゲがいないので、今年のGW時点ではジェリーフィッシュレイクは閉鎖されていたとのことです。
ガラツマオの滝の水量は鼻水ほど??
これは3月時点での情報なのですが、ガラツマオの滝もかなり干上がっており、チョロチョロとしか水が流れていなかったそうです。ただ、これも4月後半には雨が降るようになったので、今は改善されているのではないかと予想しています。私は今回は行かなかったので分かりませんが・・・。
↓これは水が多かった時。某年の年末年始に撮影。豪快!
↓これは去年のGW。乾季だからかだいぶ水量が少ないです。今年はこれより更に少なかったんだと思うとやばいですね・・・。
まとめ:今は降水量が増えたので、最新情報は行く前に地元の人に要確認
今の状況をまとめると以下のようになります。
- シャワーや飲料水など、観光客は生活に使う水の心配をする必要はない
- ジェリーフィッシュレイクは2016年GW時点では閉鎖中
- ガラツマオの滝はものすごく水量が少なかったが現在は回復しているかも?
ということで、生活には一切困らないと思っていいですが、観光地にはまだ影響がある可能性があります。これから行く人は、行く前にホテルの人など地元の人に状況を確認した方がいいでしょう。