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都内に住んでいる人は奥多摩はご存知ではないかと思いますが、奥多摩地方にある鳩ノ巣(はとのす)はご存知でしょうか?
鳩ノ巣は、奥多摩地方の中でも特に自然が溢れていて、宿泊施設やバーベキュー施設なども多いので都内からちょっと足を伸ばして遊びに行くのには最適な場所です。日帰りにも宿泊にもおすすめなので是非行ってみてください。コロナ禍の今も、山奥なので人に接触する心配もあまりないのではないかと思います。
あくまで感染対策をした上でですが、週末の日帰り旅行、3連休やゴールデンウィークにもおすすめです。
なお、当記事の情報は2021年最新のものですが、運営者自身は2016〜2017年頃に行ったのが最後です(コロナ禍になってからは行っていません)。
奥多摩&鳩ノ巣(はとのす)とは?

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
奥多摩は、東京都にある里山です。知らない人がいると困るので書いておくと、一応東京都内です(笑)。鳩ノ巣は、JR青梅線の終点である奥多摩駅の2つ前の駅で、その次が白丸駅、最後が奥多摩駅となっています。都心からでも1時間半〜2時間ほどで行けるので、都内からであれば日帰りで行くのも泊まりで行くのもおすすめです。
奥多摩地方はどこに行っても自然が溢れていますが、私が鳩ノ巣をおすすめする理由はオプショナルツアーや宿が充実しているからです。
鳩ノ巣は奥多摩までつながる遊歩道が多摩川沿いにあるので、ただ歩いて風景を眺めるだけでも癒されますし、宿も他の駅よりもたくさんあります。他にも、青梅線を沿うように多摩川が流れているので、いろんな川遊びをしたりお昼はバーベキューをしたり帰りは温泉に入ったり、まさに里山でやりたいことが凝縮されているんです。
奥多摩周辺おすすめオプショナルツアー
では、そんな奥多摩&鳩ノ巣周辺でできるオプショナルツアーを少しご紹介します。1日で全部やるのは難しいので、全部やりたければやっぱり泊まりがけで行くことになると思います。
ラフティング
多摩川上流に行くなら絶対やりたいのはラフティング。雄大な自然の中、多摩川の荒波をみんなで力を合わせて漕ぎましょう!ラフティングというのは、写真の通り6名程度でイカダに乗ってパドルで川下りをする遊びです。山遊びの代表で、一度やると病みつきになりますよ!
このツアー会社は、ランチ込みのプランやキャニオニング(渓流を歩いて登るオプショナルツアー)もあるみたいなので、好みのものを選んでみてください。
専属のカメラマンがツアー中ずっと決定的シーンを撮影して後でデータをくれるので、とても思い出になりますよ。実際、常にカメラマンが張り付いて撮影しています(笑)。
更に、4名以上で予約した場合はなんとバーベキューまでできちゃうそうです!!う〜ん、次に奥多摩に行った時は私もやりたい・・・。
ウェットスーツとライフジャケットを着て全身に水を浴びることになるので、水着は必須です(最初から着ていくのがおすすめ)。
ツアー詳細
- 価格:5800円〜
- 集合場所:ショップ(最寄駅:二俣尾駅)
- 所要時間:3時間〜
- 持ち物:マリンシューズ、タオル、水着
- レンタル品込み
- 写真データ付き
カヌー
川遊びと言えばラフティングに次いでポピュラーなのがカヌー。鳩ノ巣と奥多摩の間にある白丸湖という場所で体験できます。白丸湖は緑色の美しい水をたたえる静かな湖。自然の音だけを聞きながらカヌーをすれば癒されること間違いなしですよ。こちらは、ラフティングのように水しぶきを浴びながら行う激しいスポーツというよりは、ゆったり静かに漕ぐ遊びなので、また違った楽しみ方ができます。
激しくないとは言っても水がかかる可能性はあるので(特に慣れていない場合)、濡れても大丈夫なゴアテックスなどの服を着て行きましょう。丸一日かかるツアーではないので、ツアーの前後に他の予定を入れることもできます。
ツアー詳細
- 価格:4000円〜
- 集合場所:ショップ(最寄駅:白丸駅)
- 所要時間:1時間30分(説明等込み)
- 持ち物:帽子、動きやすい服装、運動靴、飲み物、タオル
サイクリング
山奥では、自転車でさわやかな風の中を駆け抜けるのも最高です。奥多摩では、サイクリングツアーもあるので是非参加してみてください。
これは、ツアーガイドが同行するのではなく、地図を渡されて自分たちで自転車で山の中を探索するという個性的なアクティビティです。自分たちだけで地図を頼りに冒険するので、スリルも満点ですし自分たちのペースで楽しめるのが魅力的ですね。
集合場所は檜原村という場所で、鳩ノ巣から見ると大岳山という山を挟んだ反対側なので、車がなければ少し不便かもしれませんが、移動手段がある人は是非チャレンジしてみましょう。体力や行動力に自信がある人は、ツアーに参加しなくても自分の自転車を持っていってこの辺り一帯を走り回るのも楽しいですよ!
ツアー詳細
- 価格:3000円〜
- 集合場所:払沢の滝ステーション
- 所要時間:2〜4時間
- 持ち物:運動靴、動きやすい服装、リュックサック(背中に背負うカバン)
バーベキュー

これは秋川で撮影したものです(Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル)
川あるところにバーベキューあり。奥多摩周辺ではバーベキューを楽しむことももちろんできます。奥多摩駅から徒歩5分のところには氷川キャンプ場というところがあり、そこで日帰りバーベキューをすることができます。
カヌーやラフティングを楽しんだ後にみんなでBBQなんていかがでしょうか?川沿いでマイナスイオンをたっぷり浴びながら肉を焼くのは最高ですよ。
氷川キャンプ場でバーベキューをする場合、予約が必要なのでご注意ください。
なお、コロナ禍の今は、体調の悪いスタッフは出社しない、レジ周りを換気するなどの対策を取った上で営業しているようです。
氷川キャンプ場BBQ利用料金
- 1500円/人
キャンプ
奥多摩にはキャンプ場もあります。上のバーベキューのところでも書いた氷川キャンプ場では、その名の通りキャンプを楽しむこともできます。テントを使ったキャンプももちろんできますが、それだけでなくロッジやバンガローもあり、布団が付いている部屋もあるので(付いていない部屋もあります)、本格的なキャンプは敷居が高いという方でもキャンプ気分を楽しめます。
テントの場合テントはレンタルしていないので持ち込みになります。
なお、コロナ禍の今は、体調の悪いスタッフは出社しない、レジ周りを換気するなどの対策を取った上で営業しているようです。
氷川キャンプ場宿泊料金
- テント(持ち込み):1人1泊1500円
- バンガロー(2人):5000円
- バンガロー(5人):17500円
- ロッジ(5人):37500円〜
温泉
奥多摩駅の近くには、もえぎの湯という温泉もあります。大自然の渓流を見ながらお湯に浸かることができるので、ラフティングやカヌーのオプショナルツアーで疲れた体を癒すのには最適です。
私の場合、鳩ノ巣から渓流沿いを歩いて奥多摩まで行き、このもえぎの湯で温泉に入った後奥多摩から都心に帰るという日帰り旅行が鉄板です。
なお、コロナ禍の現在、もえぎの湯では館内の定員を100名(男女各50名)までにする入場制限をしているそうです。男女どちらかの方が多い場合や、その時の状況により整理券を使って順番を案内することもあるようです。また、アルコール消毒が設置してあるのでお金を触った後などはこまめに消毒しましょう。
私もコロナ禍でなかった頃によく行っていましたが、週末や連休(特に夕方)は信じられないくらい混雑するので注意が必要です。
もえぎの湯詳細
- 4月~11月の営業時間:10:00~20:00
- 12月~3月の営業時間:10:00~19:00
- 利用料金:大人1人850円(1時間まで、1時間超過ごとに200円)
散歩
鳩ノ巣は、がっつりオプショナルツアーをやるのももちろんいいですが、上流からずっと続く豊かな渓流をゆっくりと歩くのもおすすめです。鳩ノ巣からは渓流沿いに奥多摩まで続く遊歩道があり、途中にはカフェやレストランもあるので、景色を眺めながらお茶をするのも楽しいですよ。
鳩ノ巣から奥多摩までの道で撮った写真を交えつつご紹介します。
鳩ノ巣〜奥多摩遊歩道

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
鳩ノ巣を出発すると、自然そのままの渓流を歩くことができます。ここは川の水深が少し深いのか、水が緑色をしていて周りには都内とは思えないような大きな岩がごろごろ転がっています。少し足場が悪い場所もあるので気をつけましょう。
この周辺にはカフェがあり、渓流を見ながらお茶や食事をすることができます。上の写真で右に見えている建物ですね。

緑色の川(Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル)
しばらくすると橋がありますが、紅葉の時期に来るともみじのトンネルのようになっていて、辺り一面の赤がまぶしいくらいです。

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
夏に来ても燃えるような緑の木々に囲まれて気持ちいいですし、自然はどの季節に行ってもいいものですね。
鳩ノ巣から奥多摩までは普通に歩けば1時間ほどですが、写真を撮ったりお茶をしながらゆっくり歩けば2〜3時間くらいになると思います。
奥多摩駅周辺
奥多摩に着くと、それまでの大自然とは違って少しだけ町になります。とは言っても、やっぱり東京とは思えない昔ながらの田舎町という感じなので、駅周辺を少し散歩するのも楽しいです。
↓駅の近くには、こんな昔ながらの情緒ある八百屋さんもあります。

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
↓また、駅前にはこんなミステリアスな提灯街も・・・。思わず入りたくなります。

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
高齢化が進んでいるそうですが、味のあるいい雰囲気の街並みでした。
奥多摩&鳩ノ巣おすすめ宿泊地
雲仙屋
鳩ノ巣で私が一番おすすめする宿は雲仙屋です。ここは夫婦で経営している宿ですが、とても雰囲気がよく、何より食事がとてもおいしいんです!駅から歩いてすぐというのも魅力的ですし、価格も食事込みでも非常に安いです(現在の価格は不明)。
私自身が撮った写真もたくさんあったのですが、残念ながらデータが消えてしまったのでここではじゃらんに掲載されているものをお借りしています。
下の画像は公式のものですが、川魚を中心とした山の幸をふんだんに使った食事であることがお分かりだと思います。何年も前に数回お邪魔しましたが、毎回おいしくいただくことができました。食事についてはネットでの評判もとてもいいようです。ただ、2021年4月現在はネットで検索すると素泊まりプランしか出てこないので、もしかすると現在食事は提供していないのかもしれません。
また、コロナ禍になってからの営業状態は分からないので、各自直接宿に問合せていただければと思います(じゃらんの口コミを見ると2020年12月のものがあるので、少なくとも最近まで営業自体はしていたようです)。
本当は、他にも山鳩山荘というとてもいい感じの宿があるのですが、残念ながら予約サイトには出ていないようでした。公式サイトはあるので、興味のある方は見てみてください。
奥多摩&鳩ノ巣へのアクセス

Canon EOS 6Dで撮影 ©サラリーマンの旅スタイル
東京都心から鳩ノ巣や奥多摩に行く場合、電車であれば一番簡単なのはJR中央青梅線快速青梅行に乗り、青梅駅で青梅線奥多摩行きに乗り換えます。新宿からであれば1時間40分から2時間ほどで奥多摩に到着します。鳩ノ巣駅の場合は奥多摩の2つ前で下車します。
車の場合、中央道をずっと西に進み約2時間で行くことができます。下道で行く場合、基本的には青梅街道(都道5号線)を延々とまっすぐ西に進めば到着します。
日帰りにも泊まりがけにもおすすめな奥多摩と鳩ノ巣。都内から簡単に行ける魅力に溢れた里山なので、皆さんも是非行ってみてください!





